白髪予防の真髄は内臓の健康にあった
なぜなら髪はワイたちが食べたもので作られるからや。
ただな、必要な栄養だけを摂ればいいっちゅう話でもないねん。
それ以上に大切なことがあんねんで!
じゃあ本当に白髪に良い食事って何なのか、このページで詳しく解説していくで。
もっとも重要なのは内臓の健康
まず認識してほしいのが、白髪に良いとされる食品を食べただけでは白髪の予防にはならんっちゅうことや。その食品に含まれる栄養素を吸収できてはじめて効果がでる、ってことやな。
食品を消化し、栄養素を吸収するのは胃腸やな。
その胃腸が不健康やと、必要な栄養素を効率よく吸収できんくなるんや。
無駄にでていってしまうんやな。汚い話でゴメンけど。
せやから胃腸の健康はめっちゃ大切なんやで!
この基本ができてようやく栄養素の話ができるわけや。
重要なのは胃腸だけやないで。肝臓や腎臓も白髪に関係しているんや。
ざっくり説明すると、
肝臓
肝臓は「代謝」を司る重要器官や。腸で吸収した栄養素をネルギーに変え貯蔵してくれてんねん。
そのエネルギーを必要に応じて血液で運搬してくれるんや。
また、肝臓は血液をきれいにする浄化システムも備わってるんや。
この浄化システムの機能が低下すると血液中に老廃物が残ってしまうことになるな。
そうなると血液の運搬能力が著しく低下してしまうねん。結果として、必要なエネルギーを頭皮まで送り届けることができんくなってしまうんやな。
腎臓
腎臓は血液を作る司令塔や。
血液が少ななったらエネルギーや酸素を運ぶことができんくなるな。
そんとき登場するのが、腎臓からでるホルモン(エリスロポエチン)や。
エリスロポエチンで骨髄を刺激し、血液を増やしてくれるんやな。
せやから腎機能が低下すると、血液ができにくうなって貧血になる可能性もあるで。
こんな感じや。
「胃腸」「肝臓」「膵臓」は特に白髪と関係の深い臓器と言われているんや。
せやから白髪を予防するためには体の中から改善していくことが重要ってわけやな。
内臓を健康にするためには
それじゃあ「内臓を健康にするったってどうすりゃいいねん」って話やけど、これはそんなに難しいことではないで。内臓を健康にするためには、
- よく噛む
- 偏食をしない
この2つが大切や。「それだけ?」って拍子抜けしたかもしれんな。
でも、これを意識するだけで内臓は一気に元気になるんやで。
ちょっと解説するで。
よく噛む
内臓を健康にするためにワイが一番重要やと考えるのが
「よく噛むこと」
これや。
小ちゃいときからよく言われたんちゃう?
「よく噛みなさい」とか、「50回噛みなさい」とか。
あれは子供がすくすく育つために大切なことやからや。
もちろん子供だけやなしに大人でも大切やで。
なぜなら、たとえ白髪に良いとされるものを食べたとしても、その食品の栄養素をうまいこと吸収できんかったら意味がないからやねん。
よく噛むことで食べ物の消化を助け、さらに栄養素の吸収まで助けてくれるんや。
それにな、よく噛むことで胃腸を休ませることができるんや。
通常、胃腸はモノを食べてから3~5時間も動いてくれてんねん。
1日3食やったら半日以上働いてくれてる計算になるな。
ちょっと働きすぎや。これじゃあブラック企業やで。
よく噛むことで、その胃腸の負担を軽減してあげることができるってわけや。
細かく砕いてあげれば消化も吸収も楽になるからな。
せやから50回とは言わんでも、30回は噛むように心がけたいな。
とにかくよく噛むことはメリットいっぱいや。今挙げたメリットの他にも、
- 食べ過ぎ防止
- 代謝の促進
- 脂肪の燃焼
- 小顔効果
なんかも期待できるで。
これまで説明すると趣旨からズレてしまいそうやから省くで。
いずれにしても、よく噛むことは健康の基本と言えるで。
でも、わかっててもなかなかできひんのが「よく噛む」ことや。
白髪予防のためにも、内臓にとってのホワイト企業を目指してほしいな。
偏食をしない
一人暮らしをはじめて白髪が増えてきた、って人も多いと思うんや。
今、ドキッっとしたんちゃう?
これは偏った食事が原因かもしれんな。
実家にいるときは母ちゃんがご飯を作ってくれてたはずや。
きっと栄養のバランスが良かったはずやねん。
でも一人暮らしを始めると、どうしても好きな食事をとってしまいがちやな。
例えば、「朝食抜き」「昼はコンビニ弁当」「夜は松屋」とかな。
そうなると、慢性的に油分はとり過ぎやけど、ビタミンは不足している、ってことになりかねんで。
これでは内臓たちも働きたくても働けんくなってしまうんや。
過度なダイエットやドカ食いなんかも内臓がびっくりしてしまうで!
「過ぎたるはなお及ばざるが如し」って言ってな、何事もほどほどがちょうどいいねん。
せやから
- 甘いものの食べすぎ
- 辛いものの食べ過ぎ
- 量の多すぎ・少なすぎ
- 熱すぎ・冷たすぎ
などは意識的に控えるようにしてな。
「よく噛むこと」「偏食しないこと」、この2点が内臓を健康にするために重要なんや。
これらを実践できれば、白髪だけやなし、他にある体の不調も改善するかもしれんで。
健康の基本や!
それに、どちらも意識さえすればすぐにでもはじめられるのも利点やで。
これを踏まえた上で白髪に良いとされる栄養素を摂取する必要があんねんな。
それじゃあ、白髪に有効な栄養素を確認していくで。
白髪予防に有効な栄養素
ここでは白髪に良いとされる栄養素の中でも、特に重要な8つの栄養素を紹介していくで。
タンパク質
まずはタンパク質や。
「人間を形作っているのはタンパク質」といっていいほど重要な栄養素や。当然髪もタンパク質からできてるで。
タンパク質が不足すると、髪そのものを生成でけへんようになってしまうんやな。
タンパク質っていっても、実際には20種類のアミノ酸が結合してできた栄養素やねん。
その内のいくつかは、人間の体内で作り出せるんやけど、「トリプトファン」「リジン」「バリン」「ロイシン」「イソロイシン」「スレオニン」「メチオニン」「フェニールアラニン」といったアミノ酸は外部から摂取せんといかんのや。これを「必須アミノ酸」って言うで。
せやから良質のタンパク質を含む食品は必ず摂取せなあかんねん。
良質なタンパク質を含む食品を確認してな。
亜鉛
亜鉛は摂取したタンパク質を髪に変える働きがあんねん。
せやからいくら良質なタンパク質を摂っても、亜鉛が不足してたら髪が育たんくなるんや。
ほかにも、亜鉛が不足すると「抜け毛」「フケ症」になる可能性もあるで。
亜鉛を多く含む食品が以下のものや。
カルシウム
次にカルシウムや。
みんな知っとる骨や歯の主成分やな。
一見白髪とは何の関係もなさそうやけど、白髪予防にかかせない栄養素や。
髪が黒くなるのは、髪がメラニンを吸収するからや。
そのメラニンを作っているのが「メラノサイト」っていう細胞なんやな。
カルシウムが不足すると、このメラノサイトの活動が弱なってしまうんや。
そうなるとメラニンの生成が追いつかんくなって白髪が増えんねん。
カルシウムは健康の基本の栄養素や!
以下のものを意識的に摂取したいな。
要素(ヨード)
要素(ヨード)もカルシウムと同じく、メラノサイトを活性化させる効果がある栄養素や。
要素(ヨード)は海藻にたっぷり含まれてんねん。昔の日本では魚介類や海藻は好んで食べられていたんや。
でも今は肉食中心で慢性的に要素不足なんやな。海藻って意識せんとなかなか食べんからなぁ。
要素を多く含んだ食品を確認して積極的に取り入れたいな。
レシチン
レシチンは腸内で取り込まれた栄養素をエネルギーに変える役割を担っとるんや。
レシチンがあるから細胞は元気に活動できる、っていっても過言ではないで。
レシチンは血液中にも存在して、血管内の掃除をしてくれる大切な栄養素やねん。
せやからレシチンが不足すると、細胞が衰えたり、老廃物をうまいこと排出できんようになってしまうんや。
とくにレシチンを多く含む食品は次のものや。
チロシン
チロシンはメラニンの原料や。
メラノサイトが酵素(チロシナーゼ)を使って、このチロシンをメラニンに変身させてんねん。
チロシンが不足すると、メラノサイトが活発でもメラニンが生成でけへんようになるで。
原料がないんやから当然やな。
ごまは髪に良い、って聞いたことない?
それってこういう理屈やってんな。
チロシンを多く含む食品が以下のものや。
銅
上で少し触れてるけど、メラノサイトはチロシナーゼっていう酵素をもってんねん。
このチロシナーゼの原料が「銅」やねん。
10円玉の銅や。
血中のヘモグロビンを作るのにも銅は必要なんやで。
せやから銅が不足すると貧血の恐れもあるんや。
銅はいろんな食品に含まれてんけど、なかなか摂取基準(男性0.9mg、女性0.7mg)までは摂れてないのが現代人やねん。
銅を多く含んだ食品は以下のものや。意識的に摂るようにしてな。
核酸
核酸は細胞が生まれ変わるときに必要な栄養素や。
要は新陳代謝を司る栄養素なんや。
髪の毛は毛母細胞(髪の毛の原料)が分裂することによって成長するもんやねん。
この毛母細胞の活動をコントロールしているのが核酸なんや。
せやから核酸が不足すると、髪そのものが成長せんようになるんやな。
あんまり聞かん栄養素やけど、超重要やで!
核酸はほとんどの食品に含まれてんけど、その含有量には大きな差があんねん。
特に含有量の多い食品が以下のものや。
で、けっきょく何を食べればいいの?
よっしゃ! 特に重要な食品をワイがまとめたる!
以下を参考に1週間の献立を考えるようにしてな。
主食
主食は白米の人が多いと思うけど、これを玄米に変えるのが理想や。
白米っちゅうのは、玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を剥ぎ取った米のことや。
実はこの糠と胚芽には白髪にいい栄養素がたっぷりなんや。ちょっと成分表を見てみてや。
白米(100g当り) | 玄米(100g当り) | |
タンパク質 | 6.1g | 6.8g |
カルシウム | 5mg | 9mg |
亜鉛 | 1.4mg | 1.8mg |
銅 | 0.22mg | 0.27mg |
一見すると大きな違いには見えんかもしれん。
ただ、米は主食やからほぼ毎日口にするものやから、後にこの小さな積み重ねが大きな違いとして出てくるんや。
せやから主食を玄米にするメリットはメッチャ大きいで。
そこでワイが今継続しているのが「ファンケルの発芽米」や。
これは玄米は玄米なんやけど、さらに栄養価の高い少し発芽した玄米なんや。
炊き方もいつもの白米に混ぜるだけ。
これだけで白髪対策に必要な栄養素がごっそり取れてしまうわけやな。
玄米特有のボソボソした口当たりはなく、逆にぷちぷちした食感と甘味が楽しめるで。
気になった人は以下に詳細があるから確認してな。
おかず
主食の次はおかずや。
白髪にいい栄養素は魚介類に集中してんねん。
中でも週に1回以上取り入れたいのが「イワシ」や。
イワシは白髪に有効な栄養素の塊や!
イワシは缶詰でも問題ないで。
手軽なんで、むしろおすすめや!
でもイワシばっかり食べるのも難しいんで、「さば」「鮭」「カツオ」をローテに入れるといいで。
野菜では、「にんじん」「かぼちゃ」「ほうれん草」「しそ」「ニラ」なんかの緑黄色野菜。
とにかく色が濃い野菜を食べることが重要や。
付け合せに「納豆」「豆腐」などの大豆製品。
「海苔」などの海藻類。
味噌汁に必ず「ワカメ」。
飲み物に「牛乳」「豆乳」「野菜ジュース」。
まとめるとこんなとこや。
数紹介しすぎても、けっきょく継続できひん思うねん。
せやから継続しやすく、重要度の高い食品だけを紹介したで。
参考にしてな。
まとめ
ちょっと長なったけど、白髪に良い食事とはどんなもんかわかっていただけたやろか?
栄養素を摂取することはもちろん重要や。
でもそれ以上に、栄養素を効率よく吸収するための機能を改善することのほうが重要なんやな。
それを踏まえた上で必要な栄養をバランス良く摂取していってや。
極端なダイエットやダラダラした晩酌は、内臓を不健康にして白髪を増加させる原因になるで!
まずはそこから改めていきたいな。